マグロといえば刺身の王者という方もいるでしょう。新鮮なマグロの刺身は至福の時間を与えてくれますよね。
そんなマグロですが、毎年水揚げの季節になると高値で取引されている場面をニュースなどで見かけますよね。マグロ漁船が遠い海洋から水揚げしてきてくれるおかげで我々の口にも入るわけですが、最近では中国でもマグロの消費量が拡大し、マグロという資源が脅かされてもいます。
マグロを安くておいしくいただくには、なにをとっても養殖がもっとも手っ取り早いのですが、ほとんどの魚で養殖がおこなわれているなか、マグロの養殖は不可能と言われるほど難しいものでした。
マグロはひたすら動き続けていなければ死んでしまう魚なのです。160㎞というスピードで大洋を泳ぎ続けているそうです。また、マグロの稚魚はとても繊細で、手で持っただけで死んでしまい、車のヘッドライトや騒音でパニックを起こし、イケスの網に激突して死んでしまうのです。これまでもマグロの養殖は試みられてきましたがなかなか成功まで至りませんでした。
そんななか、2010年についにクロマグロの養殖に成功したというニュースが日本中を駆け巡りました。もともと世界一のマグロ消費国であった日本は、世界中から非難を浴びていて、養殖技術の確立が急がれてもいました。それでも研究を始めて実に30年以上もかかったのですから、どれだけの苦難があったのか想像すらできませんよね。
養殖マグロの味はなかなかの高評価を得ています。いずれ日本各地のスーパーに、養殖のクロマグロが並べられる日もそう遠くないのではないでしょうか。




